ホバート

ホバートの良いところ：

• 歴史を感じさせつつモダンな雰囲気もある街。冬の空気は特にキーンと冷え、きれいな澄んだ空気が気持ち良いです。
• 古い貴重な建築や歴史的な遺産だけでなく、豊かな自然も楽しむことができます！
• 魚介類(年間３５０万ダース以上のカキを出荷)、チーズ、ブドウなどが有名な美食の街。ホバート中心部にはバーがあり、雰囲気を楽しみながらチーズ、シーフード、ワインを楽しむのがオススメ！
• 自然保護区が近いホバート。野生動物や野鳥を観察できます。トレッキングもオススメ。また、タスマニア島の固有種、タスマニアデビルでは動物園でみれます。一見小さくて可愛らしいのに、肉を奪い合う狂気と鳴き声はまさにデビル！
• タスマニア州の中でもホバートの物価は比較的安いです。
• タスマニア州の金融および行政の中心地。南には南極大陸があり、南極へいくオーストラリアとフランスの発着港としても、ホバートは使われています。
• シドニーを出発し、ホバートがゴール地点のヨットレースが毎年開催されます。シドニー・ホバート・レガッタゴールというイベントで、街は大賑わい！
• 多くのバーやレストランがあり、オーストラリアの中で最も物価の安い都市の１つと言われています。なので、多くの人々がタスマニア州へ移住しました。
• 街の中にある歴史的遺産を残しつつ、現代のライフスタイルに合わせたアイテムを融合させ、調和のとれた今の街並みがあります。
• タスマニア州の住民は穏やかで、とてもフレンドリーであることが特徴です！

ホバートのちょっと残念なところ：

• ホバートはタスマニア州の小さな街。なので、他の都市に比べると求人は少ないです。でも、友人や知り合いの紹介などで見つかることも！「私、仕事探してます！」って、周りの人に言いまくりましょう！
• 南極からの風が吹きつけるホバート。オーストラリアの都市の中で一番寒いです。寒さに強い人にオススメな街！
• ホバートは落ち着いた雰囲気の街。ゴールドコースト、メルボルン、シドニーと比べるとパーティーなどナイトライフを楽しむ場所は多くありません。

オーストラリア政府観光局による写真

ホバートって、あまり聞いたことのない地名ですよね。では、ホバートのある位置を想像してみましょう！まずは、オーストラリア大陸の右下のあたりを思い浮かべて・・・海を越えて大陸の下にある島がタスマニア島、ホバートのある島です！ピンと来なかったあなた、百聞は一見にしかず。

地図をみてみてください！面積は北海道と同じくらい。

では、準備ができたので話を戻しましょう！

ホバートはタスマニア州の中で最も人口の多い街。島の南東に位置し、ダーウェント川のほとりに広がっています。サンディベイ、コーネリアンベイ、ナットグローブなどのビーチは川の河口付近で、澄んだ空気と海、山々が広がる美しい場所です。

しかし、元はと言えば１８０４年にダビル・コリンズ大佐によってイギリスの流刑地として、３００人の囚人、船員、約３０人の自由入植者が送られたことがタスマニア州の始まりです。それ以来何年もの間、タスマニア島の住民は囚人、自由入植者、捕鯨船員、アザラシハンターだけでした。

現在は、歴史的な建物が残る自然豊かな島になり、沢山の観光客が訪れます。

マリア島ウォークの写真

ホバートの気候は４つの季節がある海洋性気候です。最も暖かい月は１２月〜３月で、平均気温は２１度ほど。夏と言ってもそこまで暑くなく、過ごしやすい天気が続きます。ちなみに過去最高気温は４０.８度！

一方、冬は南極大陸から受ける風が冷たく、雨が降ったり寒い日々が続きます。過去最低気温はマイナス２.８度・・・オーストラリアで一番寒い場所は、ここタスマニアです。

ちなみに、オーストラリアで２番目に乾燥した都市で、季節によって雨が極端に多いことはなく、年間を通じて平均的に降ります。また、夏は他の都市よりも太陽が出る時間が長く、夏至の時には最長１５.２時間も明るい時間が続きます！

オーストラリア政府観光局による写真

タスマニア州内の移動に便利な交通手段はバスです！レッドラインとタッシーリンクという運行会社があり州内の主要都市の行き来ができたり、空港発着のバスも提供しています。

ホバートの街中の移動は、市営バスを利用します。運賃の支払いに使うのは、グリーンカードと呼ばれるカードです。このカードを使用すると、現金で支払うより運賃が安くなります！また、学生割引があるかどうか購入時に確認してみてください。

ホバートには電車はありませんが、ストラハンとクイーンズタウンの間の９時間ちょっとの列車の旅を楽しめます。熱帯雨林や鉄道の歴史、オーストラリアならではの広大な景色を楽しめるのも魅力ですね！

タスマニア州観光局/ロブ・バーネットの写真

「ホバートのどこに住む？」ホバートに到着したばかりの学生、これから住むことを考えている学生からよく聞く質問です。

ホバートの良いところの１つは、レント（家賃）は他の都市に比べて安いこと！街に十分近い場所で、週１５０ドル程で良い部屋を見つけることが多いです。ホバートの住みやすいエリアをまとめました！

• サリバンズコーブ：海辺のエリア。歴史ある建物、カフェ、レストランが並ぶ場所で、ホバートの他のエリアよりややレントは高めです。しかし、良いことはホバート中心地に住めること！絵のように美しく、マーケットも開催されるサラマンカ地区はこのエリアにあります。
• ノースホバート：ニュータウンにあるエリザベスストリートがここのメインの通り。様々な種類のレストランが並ぶ場所で、よくメルボルンのライゴンストリートと比較されます。レストランで仕事を見つけたい人にもおすすめのエリア。
• サウスホバート：ホバート南部は歴史を感じられるエリアで、美しい建物が並びます。タスマニア州の中の高級住宅地、バッテリーポイントがあり、大きくて豪華な家が多いです。サラマンカの沿岸地域とサンディベイに隣接している便利なエリアです。
• サラマンカ：歴史的な建造物がショップ、レストラン、カフェ、バーとして利用され、とても雰囲気の良い場所。タッシー（タスマニアに住む人の意味、Tasmaniaを略してTassie）のお気に入りの場所の１つです。

オーストラリア政府観光局による写真

ホバートで参加できる最高のイベントをまとめました！過ごしやすい季節の１月がイベントの多い時期です。お見逃しなく！

• １月→Rolex Sydney Hobart Yacht Race　オーストラリアのヨットクラブが主催する、シドニーからホバートヨットレースです。ボクシングデー（１２月２６日）にシドニーを出発して、ホバートを目指します！その距離１,１７０km！例えるなら、東京から鹿児島を越えて、奄美大島までの距離です！
• １月→夏祭り　２週間続くイベント。ストリートシアター、ジャズ、ファッション、ミュージックバンド、料理やドリンクなどを楽しめます！
• １月→The taste of Tasmania　夏に開かれるイベントの１つで、「オーストラリア最大の野外レストラン」として有名です。
• １月→MONA FOMA　１０日間続くイベント。アートと音楽が楽しめるタスマニアで盛り上がるイベントの１つです！

• ２月→オーストラリア木製ボートフェスティバル　世界中から注目を集める、ボートのイベント！
• ６月→Dark MOFO　冬に開催されるイベント。古代神話、人間、自然、神秘のつながりを探る音楽や美術展です。
• １２月→Falls Festival　音楽好きは必見なお祭り！

マリア島ウォークの写真

• スーパーを利用するのも良いですが、マーケットの方が安く新鮮な野菜や果物が買えます！また、スーパーに行くときは、閉店前の割引を狙ったり、賞味期限が近いので割引になっている食料を購入するのも節約になりますね！オーストラリアは物価が高いので要注意。
• 何か購入しようと思ったとき、もしお得にゲットしたかったら古着屋やGumtreeというサイトでまず確認してみてください！オーストラリアは物を大切に、中古品の売り買いも盛んな国。
• 求人に応募する時、レジュメ（履歴書）を提出するのはオーストラリアも日本も同じこと。しかし！性別の記入や写真の添付は必要ありません！
• ホバートの冬はとても寒いです！ダウンやセーターは必須。防寒対策は必要です。

オーストラリア政府観光局による写真

タスマニア州ホバートは、オーストラリアの中でも歴史ある街です。気になるスポットをチェックしてみてくださいね！

• MONA：ホバート出身の富豪デビッド・ウォルシュ氏が作った美術館。奇抜でなんとも不思議な芸術品や骨董品、プライベートコレクションが展示されています。大人向け。２０１１年に完成し、今やホバートの有名な観光地に！
• ポートアーサー：タスマニア島がかつて流刑地だったのは有名な話。ポートアーサーは脱獄不可能と言われた刑務所の跡地です。美しい自然と刑務所の廃墟というコントラストが、なんとも言えない雰囲気を醸し出しています。２０１０年、世界遺産に登録されました。
• オーバーランドトラック：世界自然遺産に登録されているタスマニア原生林を６５km歩くトラッキングルート。通常６日かけて歩きます。固有の植物やワラビーなどの野生動物を見ることができたり、途中の宿泊施設で一緒になる人々との交流も楽しみの１つ。まさに一期一会ですね。
• サラマンカマーケット：土曜日の朝に開かれるマーケット。食材やお土産、小物など様々なショップを楽しめます。
• ファイアーベイ：２９ km続く白い砂と透き通った海が特徴の海岸エリア。炎で燃えているような花崗岩が並んでいて、地球ではないような雰囲気の場所です。世界で最も美しいビーチの１つと言われています。ホバートから車で４時間、少し遠いですが行く価値あり！
• プリンセスパーク：ホバート中心地の近くにある静かな公園。少し小高い場所にあり、きれいな緑の芝生に寝転がりながら眺める海はとても美しいです。
• タスマニアンデビルアンズー：自然の中で、オーストラリアの固有動物や珍しい鳥と触れ合える場所。小型犬ほどの大きさで、鳴き声が恐ろしいタスマニアデビルもここでみれます。
• リッチモンド：古風な建物や民家が残る歴史ある静かな街。ショップがあったり周りの自然も美しく、街をぶらぶら歩いてみてください。１８２５年に囚人によって建設されたオーストラリア最古の石橋はこのエリアで見ることができます。

オーストラリア政府観光局による写真

オーストラリアは広い国！国内でもいくつかのタイムゾーンがあるので、時差を考える時には、「州」と日本の時差を考える必要があります。タイムゾーンで考える時差の計算方法が分かれば、時差の計算が簡単です！

まず、ホバートはタスマニア州に属します。タスマニア州のタイムゾーンはGMT + １０で、日本はGMT＋９です。と言うことは、ホバートと日本は１時間の時差があり、ホバートの方が１時間が進んでいることが分かりますね。

しかし！！時差が２時間になることもあるのです。どういうことでしょう？？

「サマータイム」と言う言葉を聞いたことはありますか？英語ではDay light savingと呼び、夏の長い日照時間を利用したシステム。ホバートのあるタスマニア州、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、南オーストラリア州、オーストラリア首都特別地域が、サマータイムを取り入れている地域です。ちなみに、クイーンズランド州、ノーザンテリトリー州、西オーストラリア州はサマータイムを採用していません！

ホバート（タスマニア州）のサマータイムは１０月の第１日曜日に始まり、４月の第１日曜日に終了します。なのでおおまかに言うと、ホバートが夏の時は２時間、冬の時は１時間と思えば、覚えやすいですね！

プレミアトラベルタスマニアによる写真