多文化社会が堪能できる、カナダの最大都市!

 

世界中から移民を積極的に受け入れているカナダの中でも、人口の半数以上が移民で成り立つトロントは、
街のあちらこちらで、多国籍・多文化社会が十分に堪能できる、
カナダ最大の人口を誇る、コスモポリタンシティーです。

トロント市内の人口は約300万人弱。都市圏内の人口は約650万弱と、
カナダ一の大都会で、北米の中でも4番目に大きい都市として、カナダの経済、
又文化の中心として重要な役割を果たしています。

カナダのニューヨークといわれるように、街はとても賑やかで、
数々のショッピングモールやレストラン、カフェ、又美術館や娯楽施設も充実しており、
退屈と感じることはありません。又、年間を通して、スポーツや様々なエンターテインメント、
イベントも充実しており、街は活気にあふれています。

都会の騒音から少し抜け出したいときには、
アメリカ合衆国とカナダの国境にまたがる五大湖(いわゆるGreat Lakes)の一つ、
オンタリオ湖に面したハーバーフロントエリアに足を延ばし、その雄大な景色に浸りながら食事を楽しんだり、
又夏の間には、SUP(スタンドアップパドル)やダイビング、
又釣りなどマリンスポーツを満喫することもできます。

公共の交通機関も大変整っており、トロント市内の移動は、地下鉄、バス、
それからストリートカー(市電)の3つのネットワークに頼ることができます。

様々な魅力に溢れたトロントですが、「短所なんてあるのかな?」と思われていますか?

あえて言えば、寒さが長く続く厳しい冬といえます。

基本的に夏はとても短く、10月末から4月まで、約半年近く、寒い季節が続きます。

冬の間は、積雪量も高く、また気温も氷点下を下回ることがほとんどなので、
道の脇に除雪された雪が溶けずにそのまま残っているのをよく見かけたりします。

ただ、冬の間でも室内は暖房施設が整っていて暖かく、除雪作業も迅速に行われるので、
道が凍結して移動ができないと言うこともほとんどなく、
公共の交通機関であるバスも運行を中止することは滅多にありません。

冬季の寒さは厳しいですが、極寒対策さえ徹底していれば、寒さをしのぐ事はそれほど大変ではなく、
快適に過ごすことができます。

 

トロントについて興味がわいてきましたか?

下記のリンクから興味のある項目をチェックしてください。

トロント 長所と短所

トロントに住む利点

  • 他の都市に比べて、就労できるチャンスが高い。また、賃金も高め。
  • 五大湖の一つであるオンタリオ湖に面したトロントは、湖に面した美しい沢山のビーチに恵まれている。
  • 人口の半数以上が移民から成り立つ多国籍な街なので、英語が流暢に話せなくても、不自由な思いや差別的対応を受けることは殆どない。
  • カナダ一の大都市で、ショッピングやレストラン等は勿論、様々なエンターテイメントや娯楽施設も豊富で、退屈することがない。
  • ナイトライフも充実している。
  • バスケットボール、サッカー、それからホッケーなど、沢山のプロスポーツゲームも盛んでスポーツ観戦を楽しめる機会がたくさんある。
  • トロントの夏は一日の日照時間が大変長く、気候も快適で、沢山のアクティビティにも恵まれている。

トロントに住むにあたって、短所ってありますか?

  • 長くて極寒な冬。他のカナダの都市に比べると、生活費は高め。

トロントって、一体カナダのどこに位置していますか?

カナダ南東部にあるオンタリオ州の州都となるトロント。

アメリカ合衆国とカナダの国境付近に連なる五大湖(グレートレイクス)の一つ、オンタリオ湖岸の北西に位置する街で、カナダ国内一の人口と、北アメリカの中でも4番目の大都市規模を誇ります。

トロントの気候

カナダの内陸部に位置するトロントは、年間を通して季節の変化がはっきりしており、四季の移り変わり感じることができる街です。隣接するオンタリオ湖の影響で、気候は比較的穏やかで、ロッキー山脈以東では最も温暖で、降雪の少ない地域の一つでもあります。

冬は10月下旬から4月と長くて厳しいとされますが、真冬にあたる1月・2月でも、平均気温は通常0度から-7度程度です。それでも時によっては-10度以下を超える日が続いたり、更にとても寒い日は-20度ほどに冷え込むこともあります。

吹雪の日や風の強い日は体感温度-30度という日もまれにあるので、冬季のトロント滞在を計画されている方は、事前に十分な極寒対策を整えることが必要です。

年間の中でもっとも快適、かつ活動的に行動できる時期として人気なのが6月から9月上旬の夏の時期です。オンタリオ湖から発生される水蒸気の影響で、バンクーバーなどの西海岸の都市と比べると湿度は高めになりますが、それでも最高気温は30度を超えることは少なく、猛暑となる日は殆どありません。

観光するのには最も適した時期で、自由に街を散策したり、ビーチに足を延ばしたり、長い日照時間を生かしてレストランやバーでのんびり時間を過ごしたり、トロントで一番賑やかとされる季節を思いきり満喫することができます。

トロントの公共交通機関について

トロントの公共交通機関は、TTC(Tronto Transit Commission)という1社が統括してバス、ストリートカー(路面電車)、そしてメトロ(地下鉄)を運営しており、日本のように複数の交通機関が存在しないので、チケットや料金システムが統一化されて、とてもシンプルで利用しやすいのが大きな利点です。

メトロ(地下鉄)
全部で4路線あり、主要都市の大半を移動できます。
イエローライン(Yonge-University Line)、グリーンライン(Bloor-Danforth Line)、ブルーライン(Scarborough Line)、パープルライン(Sheppard Line) です。

地下鉄全線、毎日運航されていて、午前5:30から、翌日の午前1:30まで運航しています。(週末の運行ダイヤは平日と違うので注意が必要)街の中心地をくまなくカバーし、又トロント市内の広い部分に普及している地下鉄は、トロント市民の重要な足としての役割を果たしています。

ストリートカー(路面電車)
日本語で言う路面電車のことですが、トロントの住民にはストリートカーとして馴染まれており、車道の真ん中をまっすぐ走る真っ赤な車体は、トロントの名物として、観光客にも高い人気を誇る交通機関となっています。運行時間は朝5時から翌朝1時、又深夜から明け方にかけて運営されるオールナイト・ストリートカー・ルートもあり、トロントのダウンタウンを移動するには大変便利な交通機関

バス
トロント市の東西南北に、くまなく140か所以上に及ぶルートが張り巡らされており、各駅から発着するバスサービス。都心から離れた郊外に住む住民や、ダウンタウンを離れた広域の移動を可能にしてくれる交通機関として、重要な役割を果たしています。
24時間運航の”ナイトバス”も運営されているので、最終の地下鉄やストリートカーを逃した際には、ナイトバスが便りの交通手段となります
又、バスを使えば、トロントピアソン国際空港から市内まで、最安値で移動することができます。

TCC運営の公共交通機関 利用方法
トロントの交通機関は、TCCが一括して運営・経営しているので、共通のチケットで、全ての交通機関に乗車することが可能です。
又、料金システムの一番大きな特徴として、交通手段や距離に関わらず、片道料金が一律となっていることが挙げられます。地下鉄からバスへ途中乗り換えしたとしても、片道ならば追加料金は加算されず、現金では片道$3.25で目的地まで行くことが可能です。長期の滞在を計画されている方は、1か月の乗り放題パスや($156)や、12か月のパス(月々$143)もあるので、必要に応じたチケット・パスの購入をお勧めします。
※料金は2021年時点のものです。毎年改正されますので、ご注意ください。

又近年では、PRESTOという、日本でいうSuicaやPasmo等の運賃支払い電子カードが大変普及してきました。PRESTOカードを利用することで、乗車運賃がお得になったり、毎度のチケット購入の手間が省けたりと大変便利です。

トロントのおすすめの滞在エリア

トロントに住むならば、何処がおすすめの地域なのか。。。

これからトロントへの留学を考えているあなたにとって、一番気になる質問だと思います。
下記に人気のエリアを幾つか挙げてみました。是非、参考にしてください。

  • ダウンタウン
    トロントの中心地であるダウンタウン。トロント経済、文化の中心地で、一番栄えた地域になります。沢山のレストランや商業、娯楽施設に恵まれ、賑やかな場所ですが、住むには家賃は高額で、又多くの人込みや交通の混雑は避けられないので、都会の騒音の中で過ごすのが苦手な方にとっては、少し居心地が悪く感じられるかもしれません。
  • ミッドタウン
    ダウンタウンの北部に位置するミッドタウン。語学学校も沢山あり、トロント大学にも近いことから、若い学生さんや留学生には人気の地域です。お洒落なカフェやショップも沢山あり、それに加えて家賃はダウンタウンと比べると安め
  • オールドタウン
    ダウンタウンの南部に位置するオールドトロントに隣接するオールドタウン。ダウンタウンから徒歩25分で、ビジネス街から。歴史的建造物が広がる街へと一変します。トロントで有名な215年の歴史を持つセントローレンスマーケットもここで開かれていたり、ビンテージショップやお洒落なカフェやレストランが集まるエリアです。何処に行くにもアクセスは抜群で、とても便利なエリアですが、その分家賃は高額で、学生が住むにはなかなかハードルが高いといえます。
  • ウェスト・クィーン・ウェスト
    トロント、ダウンタウンの西部に位置するウェスト・クィーン・ウェスト。トロント市内の中でも、もっともお洒落で流行の先端を行くエリアとして、地元の住民が娯楽やパーティに訪れる大変人気のあるエリアです。お洒落なレストランやカフェ、珍しいビンテージショップやユニークなお店が建ち並び、アーティストや流行を追っかける人が集うお洒落で垢ぬけた雰囲気に溢れた街です。
  • トロント・ハーバーフロントセンター / トロントアイランド
    トロントのハーバーフロントセンターは、オンタリオ湖に面する港町で、年間を通してイベントが盛りだくさんな、トロント随一の観光地です。トロント住民の憩いの場として、人気の高いエリアで
    近隣のアパートなどは企業社長などが集まる高級エリアです。
  • スカボロー
    トロント市内の東部に位置する街、スカボロー。数多くの移民が住む町で、アジア人も多く住んでいます。住宅街なので、お店はそれほど集中しておらず、不便に感じることがあるかもしれませんが、その分家賃は安く、アジア人が多いことから、中国系のスーパーマーケットなども多数あり、生活するには便利です。但し、場所によってはあまり治安が良くない個所もあるので、あらかじめ、土地勘を身に着けておくことをお勧めします。
  • エトビコ
    トロント市内の西部に位置する街、エトビコ。国際色の強い住宅街で、都会の喧騒が苦手な方や、落ち着いた生活をしたいと思われている方には、お勧めのエリアです。治安も悪くなく、オンタリオ湖に面する海岸沿いでは、散歩やピクニックなど、自然の中でゆっくりリフレッシュすることもできる、落ち着いた街です。

トロントで生活するにあたり、心がけてほしいこと

就労のチャンスは沢山ありますが、仕事は降ってくるものではありません。本気で仕事を探しているなら、情報のアンテナを広めて、積極的に行動することが必要です。

トロントは、カナダ一の大都市で、その分、色んなチャンスにも恵まれています。現状に満足することなく、英語を上達させる!もっといい仕事に就く!もっといい条件の住居を探す!など、常に向上心を持ち続けてください。貴重な留学生活、悔いの残らないように、頑張りましょう。

移民大国カナダの中でも、もっとも移民の多い街として知られるトロント。日本の留学生にも人気の街なので、日本人の友達を作るのには、苦労しないと思います。でも、あなたの留学の目的は何ですか?それを忘れず、積極的に色んな国籍の友人を作り、今しかできない貴重な経験を身に着けてください。

トロントのおすすめ観光スポット

  • CNタワー
    トロントのシンボルともいえるCNタワー。高さ553.33mを誇るタワーはトロントの象徴で、展望台からは、360度の眺望を楽しむことができます。又、CNタワーの中には2つのレストランと、エッジウォークといわれる、展望台のふちを歩く大人気のアクティビティもあるので、機会があれば、こちらも是非トロント滞在中に体験してみてください。
  • リプリー水族館
    CNタワーのお隣に位置するリプリー水族館。2013年にオープンした比較的新しい水族館ですが、開館以来、観光客はもちろん、トロント住民にも大人気の娯楽施設として毎年沢山の方が訪れます。
    カナダ有数の水族館で、水中トンネルや、トンネル内の歩く歩道など、数々の面白いアイデアで、訪れる人を楽しませてくれます。又、年中無休、夜も23時まで営業しているので、一日観光して出歩いた後でも、気軽に立ち寄ることができる、便利な施設です。
  • カサロマ
    数多くあるトロントの観光地の中でも人気のスポットである、カサロマ。スペイン語で、”丘の上の邸宅”と意味するように、高台に位置しており、ここからトロント市内を一望することができます。
    カナダの大豪富、ヘンリー・ミル・ペラットが築き上げた豪邸で、約9000平方にも及ぶ敷地に、約100部屋ほどあるお城のような豪邸が建ち誇っています。
    年間を通して、ハロウィン期間中にはお化け式に、又クリスマス前にはワンダーランドのお城に様変わりしたり、など、様々なイベントが開催されています。
  • ロイヤルオンタリオ博物館
    トロントの住民には、略してROMとして親しまれている、ロイヤルオンタリオ博物館。 1914年に博物館としてオープンした、歴史のある施設で、美術や考古学など様々なジャンルのコレクションが数多く展示され、カナダでは1番目、又北米でも5番目という展示物の規模を誇ります。定期的に開催される特別展も見どころ満載なので、興味のある特別展を見逃さないように、トロントに滞在中の特別展スケジュールを事前に確認しておきましょう。
  • セントローレンスマーケット
    トロントの中心部に位置する200年以上の歴史のあるマーケットで、トロントの台所として活気にあふれた市場には、新鮮で良質な生鮮食品や、珍しい食材が溢れかえっています。市場を散策して小腹がすいたら、地元の住民にも人気の高い名物グルメを食べ歩いたり、又お土産にもピッタリなギフトを探したり、一日歩き回っても、飽きることがありません。 トロント滞在中に何度も訪れてほしい、おすすめのスポットです。
  • トロントアイランド
    トロントダウンタウンの南部にある、五大湖の一つ、オンタリオ湖に浮かぶ15の島々からなるトロントアイランド。数々のビーチに恵まれ、島から展望できる美しい景色と、島内で楽しめる様々なアクティビティは、トロント住民の憩いの場所として、とても大切な役割を果たしています。自転車で島内を散策したり、カヌーやカヤックで水路を探訪したり、又は日光浴や海水浴を楽しんだり。人によって様々なアクティビティで、観光客はもちろん、トロント市民もくつろぎの場所を提供しています。