アイルランドは独特な習慣や文化がある国です。
西ヨーロッパの先住民族のケルト文化の影響を多く受けていて、神話や物語に登場する妖精や巨人の伝説が受け継がれています。
アイルランドと聞くとセント・パトリックス・デーを思い浮かべる方が多いと思いますがアイルランドの文化はそれだけではありません。アート、音楽、お祭り、アイリッシュダンスにビール!アイルランドには豊かで奥深い文化が沢山あり、訪れる人々を虜にします。
中世から受け継がれているお城や、新石器時代の遺跡も数多く残っているその独特な風景は、魔法とファンタジーの世界を感じさせます。
そんなアイルランドの習慣や文化についてもっと知りたいと思いませんか?
このまま読み続けてみてください、きっとあなたもアイルランドに行って、実際にアイルランドの習慣や文化を体験したくなることでしょう!
みんなが楽しみにしている祝日:セント・パトリックス・デー
アイルランドで最も楽しみにされている祝日といえば
“セント・パトリックス・デー”
もともとはアイルランドの守護聖人の聖パトリックを祝う日として、何世紀も前から伝統が受け継がれてきましたが、最近では世界的なお祭りの日となりました。
この日は人々が緑の服を着て、四つ葉のクローバーモチーフの飾りを身にまとい、町中を緑一色に染めながらパレードに参加します。
人々はアイリッシュミュージックで踊って盛り上がり、お腹いっぱいギネスビールを飲みます。そして、この日は国民皆んなでベロベロに酔っ払ってしまうのです(笑)
もし、セントパトリックデーの日にアイルランドにいることがあれば、必ず緑色の服を身につけること、忘れないでくださいね!緑を着ないのは、タブーとされています!
伝統的なアイルランドの結婚式
アイルランドの結婚式は非常に伝統的で、ここでもケルト文化がルーツとなっています。
セレモニーの際は、新郎新婦は握り合った手にリボンや紐をかけ、結び、誓うという古代ケルトの儀式に従います。また、パーティー(披露宴)の初めには、新郎新婦は塩とオートミールを食べるという習慣があります。
サムシングブルーと言って、「何か青いもの、新しいもの、古いもの、借りたもの」これら4つを花嫁が身につけると永遠に幸せな結婚生活が続くという風習を聞いたことがありますか?この伝統はアイルランドの伝統儀式です。
民話と伝説
アイルランドには、ケルト文化の影響で沢山の民話やおとぎ話が昔から伝わり、それに伴う伝統的な音楽と踊りも大切に受け継がれています。
アイルランドの民話に登場するレプラコーンと言う妖精を知っていますか?
レプレコーンはアイルランドの代表するキャラクターで、赤いパンツに大きな帽子を被った髭を生やしている小さなおじさん妖精です。グリム童話の『小人の靴屋』の主人公とも言われることもあるようです。
伝説の中では、レプラコーンはケルト人が来る前からアイルランドに住んでいるので隠された金貨の入ったポットの場所を知っている、捕まえればたくさんのお金が手に入る、と伝えられています。
レブラコーンはアイルランドのアイコンになっていることもあり、お土産屋さんにはコスチュームやグッズが沢山並び、「ナショナル・レプラコーン・ミュージアム」と言う博物館もあるほど国人に愛されているキャラクターです。
文芸とブルームの日
アイルランドは英語圏ですが、ゲール語と呼ばれるアイルランド独自の言語が第1公用語とされ、英語は第2公用語になっています。
アイルランドは、広大で緑豊かな国とし、有名な詩人、ウィリアム・ドレナンはアイルランドをエメラルドアイルと表現しました。文学大国とも呼べるアイルランドで誕生した歴史的作家はオスカーワイルド、サミュエルベケット、ジェイムズジョイスなどが挙げれます。
6月16日は「ブルームの日」と呼ばれ、上記で述べた作家ジェイムズ・ジョイスの作品「ユリシーズ」で描かれたダブリンでの一日が記念日として祝われています。人々は小説の登場人物のような衣装を着て、主人公のレオポルドブルームが歩いたダブリン各地を歩き回るというイベントが毎年開催されています。
スポーツ
スポーツもアイルランドの伝統文化の一つですが、特にハーリングと言うスポーツはアイルランドを中心に行われています。ケルト起源のこのスポーツはスティックとボールを使用して行う屋外スポーツです。15人の2チームでプレーし、野球ボールと同じ大きさのスリオターと呼ばれるボールをゴールに入れ、ハーレーと呼ばれる棒で運びます。スピード、強さ、タフさが主役の独特なルールが面白いスポーツです。
パブ文化
アイルランドといえば、パブカルチャーですね!
アイルランド人の中ではパブが生活の一部になってると言っても過言ではありません。アイルランド人はお酒をよく飲み、そして強いです!
黒ビールのギネスビールはご存知ですか?
コーヒーのような香ばしさと苦味があるのになぜかクリーミーな黒いビール、ギネスはアイルランドが発祥の国なんですよ。
ビールを飲み、美味しいパブフードを楽しみながら、家族や友達と会話を楽し無場所「パブ」は、彼らにとって非常に大切な社交場です。日本でいうコンビニレベルにどんなに小さなタウンにもパブがあるので、ちょっと散歩がてらパブで一杯なんてことが普通にできる生活ですね。
ただ、一つ気をつけなくてなならないのが、ドリンクのラウンドです!
ラウンドとは、友達と一緒にパブに行く時に一人一人が順番に一緒にいる他の人の飲み物を買ってくるというルールで、万が一買ってもらった飲み物を拒否することはタブーとされています。一緒にパブに行く友達の人数ほどドリンクも増えると言うことで、酔っ払わないように、気をつけてくださいね!
挨拶とお別れ
他の英語圏やヨーロッパでは、親しい女性同士や男性同士など、友達同士の挨拶として、ハグをしてお互いがお互いの頬にキスをするという習慣がありますが、アイルランドではあまりしません。また、初めて会う人との挨拶では、到着時と出発時にハグやキスではなく、力強い握手とアイコンタクトをするのが習慣です。
紅茶ラバー
アイルランドはヨーロッパ最大の紅茶大国だってご存知ですか?
アイルランド人は紅茶が大好きで一日に何度も紅茶を飲みます。
アイルランド人が好む紅茶はBlack teaで、色と味がとても濃く、ストレートではなく少しミルク を入れて飲む習慣があります。
いかがだったでしょうか?
アイルランドのユニークな習慣や文化を実際に経験したくなりましたか?
マジカル国アイルランドで英語コースを勉強しながら、本物のアイルランド人のようにアイリッシュカルチャーを体験してみませんか?
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